プリンタ 複合機のこんな対策
電子的に集められるあらゆる情報をもとに索引をつくり出すという努力を、初めは学生が興味本位でやっていたのですが、これがとても重宝だということで、いまでは事業として独立した企業として成り立っています。
しかし、これも規模の面では不十分であることが指摘されています。
また、これまでは出版社や新聞社が行ってきた、クオリティの高い情報を集めてユーザーに提供するというサービスと同等のことを、プロフェッショナルのエディターが、ワールド・ワイド・ウェッブ上での指標を組み合わせる作業によって行うという有料サービスも登場しています。
URLは、すべての情報の手がか日ソさて、ワールド・ワイド・ウェッブでは情報の識別はURL(ユニフォーム・リソース・ロケインターネットの空間ーター)で行っていますが、このワールド・ワイド・ウェッブのなかで指標を設定する対象になる情報は、ワールド・ワイド・ウェッブの体系を支えるHTML(ハイパーテキスト・マークアップエフンゲージ)という言語で書かれたものばかりではなく、従来のゴーファー、PTP、そのほかの形式で蓄えられていた情報も示すことができるようになってきています。
その結果、いま使われているワールド・ワイド・ウェッブ用のソフトウェアは、インターネット上のあらゆる情報の取得に利用できる、とても便利なものになりました。
これがあまりに便利なので、いまインターネットのユーザーは大きく広がっています。
多くのユーザーが非常に便利なソフトウェアを利用して、インターネット上に蓄積された情報の恩恵を受けるようになりました。
そのこと自体はよいのですが、インターネットの情報を摂取するだけの人がどんどん増えてくると、かえってインターネット上に蓄積されて置かれている情報や知識の発展が停滞するのではないかという心配もあります。
そのためにはいまのようなインターネットへの参加の仕組みを考えていく必要があるかも知れません。
いつのまにか国境を越えてしまうリンクで複雑に編まれたワールド・ワイド・ウェッブの世界がインターネット上に出来上がってきましたが、このワールド・ワイド・ウェッブが編まれたことで、非常に顕著になったことがひとつあります。
それはインターネットでは初めからそうなのですが―コンピュータとコンピュータが直接つながるということで、そのことからいろいろな影響が生じてきます。
たとえばワールド・ワイド・ウェッブでワインのことを知りたいと思ったとします。
なんらかの手段で、ワインについての情報をあつかっているホームページ(ワールド・ワイド・ウェッブでは情報を本のページのような単位で表示していて、その最初のページをホームページと呼びます。
ここにはだいたい目次のような内容が書かれています)にたどりつきます。
そしてそのホームページの指標にしたがってどこか別のホームページに行きます。
これを続けているうちに、自分の欲しいワインを売っているページになったりする。
それが実はオーストラリアのコンピュータのホームページであったり、アフリカのホームページであったりするのです。
インターネットの空間このように―インターネットの原理からいえばあたりまえですが―完全に国境がなくなっている。
このことがインターネットの空間のなかで、新しい概念を生み出してしまう場合があります。
たとえばインターネットを通じて何かものを注文するとする。
その場合、どこの国で買物したのかかわからないということも起こります。
さらにそこで売買されるのは、物理的な商品ではなく、デジタル・データであることも多いのです。
とくにソフトウェアの売買はインターネット上で普通に行われます。
ここでの決済はクレジットカードなどを使いますから、クレジットカードかアブルーブされた瞬間、買ったソフトウェアは瞬時に自分のコンピュータに送られてくる。
しかし、売っている人がいる国と買っている人がいる国は違うのです。
これは通常の売買なら必ず関税がかかっていたショッピングです。
しかし、インターネットの世界ではいまこれに関税をかけることはできません。
新しい人間のグループが生じる国境がないということを考える別のエピソードもあります。
それはアダルト・エンクーテインメントです。
こういったものをめぐる倫理規定を、インターネット上では誰がどうやって決めるのかということです。
これもインターネットの空間ゆえに起こってくる問題です。
それはひいては、インターネットにつながっている、世界のコンピュータの背後にいる、世界の人類共通の倫理に関するコンセンサスは得られるのかどうかという問題です。
こういった倫理規定をどうやって考えていくかということは、インターネットそのものの守備範囲からははずれるでしょう。
しかしたいへん重要な意味をもっていると思います。
これまでは国ごとの倫理規定というものが存在しましたが、これからはそうではなく、たとえばおよそどの国でも子どもをもっている親は、このようなものを子どもに見せたくないと思う、というような形で共通のルールなり倫理なりがつくられるかもしれません。
つまりある種の倫理に関しては、国境以外のくくり方でくくられるグループ単位でコンセンサスが得られるかもしれない。
いままで国境の壁の影によって隔てられていた人びとのあいだの、共通の感覚が発見されるかもしれません。
電子貨幣第2睾インターネットの空間インターネットの世界がもたらしたもうひとつの興味深い問題は、インターネットの世界でのおカネの流通です。
電子貨幣のようなものができて1実際に研究されていますし、擬似的な実験はすでにはじまっています。流通するとなると、この貨幣の発行量や価値の裏づけなど、従来、国単位の経済政策のなかで考えられていたことが、まったく別の枠組みで考えられるようになるかもしれない。
とにかく従来の国境ほかいろいろなボーダーにとらわれずにいろいろなグループが自由に設定できることも、インターネットの空間の見落とせない特徴です。
このことを問題視する議論はたくさんあります。
しかし、たぶんこのことによって、本来人類がどういう理由でたとえば国という単位をつくってきたのか、どういう理由で、あるルールをつくっているのか、根源に立ち返ってもろもろのものごとを見直すたいへんよい機会が生まれるのではないかと思います。
変わる空間、時間このように、国境がないという仕組みがいろいろとできてくることが、インターネットの空間の大きな特徴です。
国境がないということは、地理的な位置による制約がなくなったということです。
もうひとつは、インターネットの空間は時間的な制約から解放されているということです。
地球の裏側が遠いということの意味は、地球の裏側に移動するのに時間がかかるから違いという意味です。
実際に移動する時間を短縮できるわけではありませんが、インターネットの空間でのコミュニケーションでは、どんなに距離が離れていても一秒の差は出ないという距離感だということです。
ですから、インターネットの空間では地球を一秒以内の距離に縮めたということができます。
しかし、理論的にはそうでも実際は少し違っています。
それは、いつもつながっているところはたしかに―秒以内ですが、インターネットでは必ずしもそうではないからです。
電子メールが―日もかかって届くということかいまでもあるのです。
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